私たちの身近な「緑茶」誰しも一度は飲んだことがあるのではないでしょうか。
コンビニでも気軽に買う事の出来る緑茶には実は「カテキン」がとても多く含まれているのです。
このカテキン、私たちの体に対してとても嬉しい作用が沢山あるものなのです。
一体どんな作用があるのか見ていきましょう。
◆抗菌、殺菌作用
カテキンには黄色ブドウ球菌(MRSA)やマイコプラズマ肺炎の原因となる菌、水虫などの菌、O157などに対して有効的です。
食中毒などの菌に対しては毒素を消す解毒作用を発揮し、細菌がついたものに関しては最近の細胞膜を壊して破壊する殺菌作用を発揮します。
食前食後に飲むことで、食中毒予防としてもとても効果的です。
◆抗ウイルス作用
体にウイルスが入ろうとするときのウイルスの突起物にふたをする形で、インフルエンザなどを予防します。
緑茶でうがいなどをすることでウイルスの罹患を防ぐことができ、手軽にできることからもとても便利です。
◆中性脂肪上昇の抑制
緑茶ポリフェノールの中にあるガレート型カテキンが、中性脂肪の上昇を抑制してくれます。
高濃度のカテキンを摂取することで、肝臓での脂質代謝を促進してくれるので、それによって中性脂肪も減らすことができます。
◆脂肪蓄積の防止、内臓脂肪の減少
緑茶カテキンには肝臓での脂肪を燃焼させる酵素を活性化させる働きがあるため、結果内臓脂肪の減少や
脂肪蓄積の防止に効果的ということになります。
脂質をエネルギーに変換するために必要な過程に「β酸化」を必ず通るのですが、このβ酸化を促す効果があるため
より効率的に脂質をエネルギーに変えられます。
◆活性化酸素除去
緑茶に含まれるカテキンは、抗酸化でよく知られるビタミンEのなんと50倍以上もの活性酸素を除去する力があります。
脂肪酸が活性酸素によって、過酸化脂質という老廃物に変わりますが、この過酸化脂質は細胞を傷つけ破壊します。
その結果シミやシワや皮膚がんの原因にもなってしまうため、出来るだけ除去しておきたいものです。
◆抗アレルギー効果
カテキンは肥満細胞から出されるヒスタミンを遊離するのを抑制してくれるので、これによって花粉やダニ、特定の食品などのアレルギーにたいして有効的に作用してくれます。
アレルギー性鼻炎などにはとても強い効果があり、くしゃみや鼻水などの不快症状の緩和の結果も出ています。
抗炎症効果もあるため、花粉症に悩んでいる人は試しに毎日緑茶を飲んでみると良い成果が出てくれる可能性があります。
◆虫歯に対する効果
虫歯のメカニズムはミュータンス菌によるものですが、カテキンはこのミュータンス菌の増殖を抑え
しかも、付着(プラーク形成)も抑制してくれるため、虫歯予防にも効果的です。
◎まとめ
ついつい「痩せる」ことにフォーカスされがちなカテキンですが、それ以外にもかなりの沢山の効能がありますね。
体も健康に、そして日常生活を元気に過ごすための効果が沢山あります。
緑茶と聞くと「お年寄りが好きなんでしょ」くらいに思う人もいるかもしれませんがこんな効能があると知ったら飲まずにはいられないと思いますね・・・!笑
健康が気になりだした30代や、健康診断になかなか行く機会のない専業主婦の人、学校などで風邪をもらいたくない学生など、すべての年代が飲める緑茶で健康に楽しい毎日を目指していけるといいですね。
知っておきたい緑茶に多く含まれているカテキンの効果とは?
投稿日:2017年3月3日 更新日:
執筆者:ももりんご