カモミールにはジャーマンとローマンという種類があり、カモミールティーに使われている多くはカモミール・ジャーマンが多くみられます。
何故かと言うと、カモミール・ローマンは少し苦味があるので味的な問題で・・・というところです。
ふたつとも同じカモミールですが効果効能はかなり別物。
どちらの種類も効果などをみていきましょう。
カモミール・ジャーマン
皮膚トラブルの中でも主に鎮静作用と痒みを抑える作用があります。
火傷、敏感肌、アトピー、にきび、湿疹などに効果的です。
消化器系では潰瘍の改善や、肝臓の強壮、膀胱炎や気管支炎などの炎症をやわらげ、カモミールティーの蒸気によって抗カタル作用(鼻づまり、副鼻腔炎など)や花粉症の症状を和らげます。
女性には、生理痛や生理不順、PMSや更年期障害の症状を緩和してくれる嬉しい効能があります。
精神的には心を落ち着かせ、イライラや怒りを鎮めてくれる効果が期待されます。
注意点としては、通経作用があるため、妊娠初期の人は控えるようにしましょう。
またキク科の植物なので、アレルギーがある人は使用しないほうが良いでしょう。
カモミール・ローマン
皮膚軟化作用があり、しみしわなどの老化対策として使えます。
火傷、敏感肌、にきびなどの炎症を鎮静させてくれます。
消化器系では、精神的な事で引き起こされる消化器官のトラブルによく、胃炎や下痢などにも効果があります。
女性には、生理痛や生理不順、PMSや更年期障害の症状を緩和してくれる作用はジャーマンと同じくあります。
精神的な面に対しての効果がジャーマンに比べると大きく、心を落ち着かせ、緊張や不安、不眠、ショックなどの心のゆらぎを落ち着かせてくれます。
他に、痛みを鎮める作用があり、頭痛や神経痛や筋肉痛、リウマチなどにも効果的です。
注意点としては、通経作用があるため、妊娠初期の人は控えるようにしましょう。
またキク科の植物なので、アレルギーがある人は使用しないようが良いでしょう。
総合してカモミールティーは何にいい?
どちらのカモミールにも共通しているのが「精神的な落ち着き」を取り戻してくれるところです。
リラックスをしてぐっすり眠れるようにしてくれたり、疲労回復や、生理時などのしんどさを緩和してくれます。
また血行促進にもよく、冷え症に悩む人も飲んでみると良いでしょう。
他にはハーブティーになると歯肉炎や口臭予防にも良く、飲むことでカモミールに入っている抗酸化作用からガン予防や老化予防などにも期待ができ、アレルギー症状の緩和などにも有効的なので、体にも心にもうれしい効果が沢山あります。
カモミールティーの飲み心地と香りは!?
ほんのりとリンゴのような香りがするカモミールは、ふつうのお茶に比べるとやはり香りが良いという人が多いのですが、人によっては、ハーブ特有の香りが苦手・・・という人もやはりいます。
個人的には飲み易いと思うのですが、こればかりは人によるでしょう。
口当たりもまろやかでほんのり甘く、優しいハーブティーなので、寝る前のリラックスティーとしては優秀だと思います。
カモミールティーの副作用は?
特別な副作用はないものの、キク科の植物なので、キク科アレルギーの人は控えたほうが良いでしょう。
精油だと妊娠初期には使えませんが、カモミルティーであれば特に問題はありません。
◆まとめ
リラックス効果でカモミールティーをすすめられたり、見たことがある人は多いと思いますが「でもお茶でしょ」と思っている人も結構いるのでは。
たかがお茶、かもしれないのですが、されどお茶。
植物の持つ力を侮るなかれ!純度100の精油なんかはやはりすごく効きますし、その植物をお茶にするのだから緩やかでも体の中では様々な働きがなされています。
一度くらいは飲んでみるのも良いですね。
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カモミールティーの効果と副作用とは!?
投稿日:2017年5月9日 更新日:
執筆者:ももりんご